常に新しい技術を習得し、
自分を磨き続けることができる環境。
私は身近な製品を手がけるメーカーへの入社を目指して就職活動に取り組んでいました。ナブコドアとの出会いは学内説明会です。どこかで見た覚えのある「NABCO」のマーク。それが当社のマークだと知り、興味を持った私は選考に参加しました。当社に入社を決めた理由は、自動ドアメーカーのナブテスコが親会社である当社であれば、スケールが大きい仕事ができそうだと考えたことがまずひとつ。もうひとつは景気の変動に左右されにくい安定した経営基盤を築いていることです。また取り扱う製品が極めて多品種であることも魅力的でした。入社から9年が経った現在でも、回転ドアやシャッターなど、未だに携わったことがない製品が当社にはまだまだ存在します。常に新しい疑問や身につけるべき知識が出てくるため、飽きることがありません。
一つひとつ構造が異なる自動ドアを設計し、
住み良い社会を目指す。
現在は技術課に所属し、さまざまなタイプの自動ドア設計に取り組んでいます。皆さんの中には「自動ドアなんてどれも同じなのでは?」と思っている方がいらっしゃるかもしれませんね。しかし実際はオーダーメイド品が多く、用途や設置場所に応じた設計図を描く必要があるのです。これまでに携わった仕事の中で印象に残っているのは、とある動物園で飼育しているゴリラやホワイトタイガーが利用する自動ドアを設計したことです。動物たちが体当たりをしても壊れないために、どの程度の耐久性を確保すべきか、気をつけなければならない習性はあるかなど、飼育員の方々と打ち合わせを重ねて、人間と動物、双方の安全を確保できる自動ドアをつくりあげたことは良い経験になりました。普段よく目にする自動ドア、人以外が利用する自動ドア。設置場所や利用する対象物を選ばず、さまざまな自動ドアを手がけられることに私はやりがいを感じています。
他部署と連携する機会が多い設計職は、
さまざまな人の声に支えられています。
設計職の仕事は製図だけではありません。当社の営業職が仕事を進めるにあたり、的確なアドバイスで案件の進行をサポートする役割も担っています。そのため、「こういう場合はどう対処すればいいのか」「この場合はお客様にどんな返答をすべきなのか」など、社内から問い合わせが来ることもしばしば。そんなときには、設計職としての知識と経験を活かした対応を心がけています。対応を通じて、さまざまな人から感謝の言葉をいただくこともあり、嬉しいですね。また、設計した自動ドアの活躍を実際に見られることも、個人的なモチベーションにつながっています。先ほどの動物園に家族で訪れた際には、子どもが自動ドアを見て「パパすごい!」と喜んでくれました。誇りを持って自分の仕事を家族に紹介できることが、次の仕事への活力にもつながっています。